医薬品メーカーの興和(名古屋市)は12日、業績不振が続く傘下の老舗デパート丸栄を完全子会社化すると発表した。TOB(株式公開買い付け)が成立すれば、丸栄は上場廃止となる。苦境が続く百貨店事業からテナント型経営へ転換し、立て直しを急ぐ。
 丸栄は1615年創業の呉服店の流れをくみ、名古屋の老舗百貨店として知られる。
 同日発表した丸栄の2017年2月期連結決算は純損益が8億9500万円の損失となり、3期連続の赤字となった。野原太二雄社長は5月31日付で引責辞任し、興和出身の浜島吉充常務が昇格。親会社の下で抜本的な経営改革を進める。 (C)時事通信社