家庭の医学リサーチとは

 「家庭の医学」は時事通信社が1949年6月に刊行しました。医療の最前線で活躍する医師が執筆・監修する実用書として親しまれて版を重ね、発行部数は累計450万部を超えています。初代責任編集者の稲田龍吉東大名誉教授は初版巻頭で、「真に科学に立脚して一般大衆の医学知識を涵養(かんよう)し、病気に対する正しい対策を立てる道標となる」との決意を表明し、同書は一般家庭への医学・健康知識の普及に大きな役割を果たしてきました。

 高齢化の加速と健康志向の強まりを背景に、医療・健康関連情報に対するニーズは一段と高まっています。しかし、成熟した現代の消費社会では、医療・健康に関する商品・サービスの情報があふれ、何が信頼できる情報なのかを見極めることは容易ではありません。そこで時事通信社は「家庭の医学」創刊の精神に立ち、消費者の判断と行動に役立つような客観的で信頼性の高いデータを広く提供したいと考えました。

 「時事通信 家庭の医学リサーチ」は、健康への寄与を目指した商品・サービスを対象に、医師をはじめとした医療従事者の推奨意向を調べる取り組みです。調査の企画にあたっては、時事通信グループの調査機関として、60年を超える歴史と、累計調査件数2万件以上の実績を持つ一般社団法人中央調査社のノウハウも活用します。

 一定水準以上の肯定的評価が得られた商品・サービスについては、調査結果を広く発信してまいります。実際の調査では、「家庭の医学」の執筆・監修医を除く全国の医師らから一定規模の回答数を集めて公正性を確保します。私たちがお伝えする商品・サービス情報が皆さまの生活の一助となれば幸いです。

株式会社 時事通信社