米国学会情報

若年乳がん、患者のパートナーにも影響=半数近く不安訴える

若年乳がん患者のパートナーの半数近くが不安に苦しむ
数年後まで続くことも多い


 乳がんは患者のパートナーにとっても重い負担になるとの研究報告が、1月27~28日に米サンディエゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)がんサバイバーシップシンポジウムで報告された。

 米ダナ・ファーバーがん研究所(ボストン)のNancy Borstelmann氏らは、40歳以下で乳がんと診断された患者のパートナー289人を調査した。対象者のうち284例は男性で、4分の3は診断時に子どもを育てていた。

 パートナー・介護者の42%は、乳がん治療に対応するストレスによって不安症状を呈することが明らかになった。「感情的に孤立する」「状況を否認する」「アルコール乱用」「問題を他人のせいにする」「動揺し攻撃的になる」といったことがあると、不安を訴える確率が2倍になった。「経済的懸念」「社会的サポートへの不満」「子育ての負担」により元からストレスを抱えていたパートナーは、乳がん診断により不安に苦しむ可能性が高くなった。ストレスに最も強く関連する二つの因子は、ストレス対処法(coping skill)の不良と大学教育を受けていないことであった。

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