研究・論文

白内障手術とAMD発症、関連低い

 白内障手術と加齢黄斑変性(AMD)の発症・進行には、アジア人では明確な関連性は低い、とする研究結果をソウル大学盆唐病院のパク・サンジュ医師らが医学誌オンライン版に発表した。これまでの研究では、白内障手術がAMDの発症や進行と関連があるという懸念が高まっていた。
 パク医師らによると2008~12年の韓国国民栄養調査のデータから40歳以上の2万419例を対象として、合計3万4863個の両目眼球について解析した結果、AMDに罹患(りかん)した右目眼球1056個のうち15・2%、左目の949個のうち13・7%が白内障手術を受けていた。
 ただ、進行については後期AMDで左目の場合に白内障手術とわずかな関連が認められたという。AMD発症や進行については、白内障手術との間には関連性は見られないと結論付けた。(メディカルトリビューン=時事)



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