研究・論文

加糖飲料、中所得国中心に消費増

 加糖飲料の消費量は中所得国を中心として世界的に増加傾向にある、と米ノースカロライナ大学のバリー・M・ポプキン博士らが医学誌オンライン版で報告した。
 同博士らは世界各国の栄養関連データベースから、2014年の加糖飲料の販売状況を分析。販売量は一部の国を除き世界的に増加傾向にあることが分かったという。
 また、加糖飲料の消費量を販売量から推定したところ、上位に挙がった国は、米国、チリ、メキシコ、アルゼンチン、サウジアラビアだった。このトップ5のうち、3カ国を中南米の中所得国が占めた。
 同博士らは「開発途上国の消費も全体的に急増している。数年後には高所得国に限らず、低~中所得国の多くで、加糖飲料の取り過ぎで国民の健康に影響が及ぶことになるだろう」と予測している。(メディカルトリビューン=時事)


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