板見智 医師 (いたみさとし)

大阪大学医学部附属病院

大阪府吹田市山田丘2-15

  • 皮膚科
  • 教授

皮膚科

専門

脱毛症

板見智

板見智医師は皮膚再生メカニズムを研究テーマとして、脱毛治療方法の開発を進めている。臨床専門分野では、皮膚附属器疾患、乾癬、皮膚潰瘍、難治性の高い広範囲の円形脱毛症、男性型脱毛症などを得意とする。日本皮膚科学会の脱毛症診療ガイドラインの作成にも貢献。2010年度には、男性型脱毛症診療ガイドラインと円形脱毛症診療ガイドラインを相次いで公表した。「どこの皮膚科でも同等の診療ができなければ、患者さんにとって皮膚科受診の意味がない。その為のガイドラインが重要」と話す。

診療内容

紹介受診者の約9割が円形脱毛症の重症患者。発症率は男女同比だが、受診患者は女性が多い。症例としては頭部全体にわたる全頭型や全身が脱毛する汎発型も少なくない。治療に際しては「自分だけができる特別な診療をしているわけではない。標準的な治療をしているだけ。個人にしかできない特別な手法ではだめです。それでは多くの患者さんを救うことはできません」と板見医師は語る。
そして大切にしているのは適切な治療だ「私ができるのは専門分野の疾患の治療。心の治療はできない。しかし症状が良くならなければ心の病は取れないのではないでしょうか。悩む患者さんにメッセージがあるとすれば、育毛サロンや迷信に惑わされることなく、脱毛症は病院で治療しましょう、ということです。脱毛症がどうして起きるか、詳しく説明する。説明を聞いて安心される患者さんは多い。安心すれば治療に対し意欲的になっていきます」(板見医師)

医師プロフィール

1978年 大阪大学医学部医学科卒業
1980年 大分医科大学皮膚科・助手
1982年 マイアミ大学皮膚科学教室研究員
1985年 大分医科大学皮膚科・講師
1993年 同・助教授
1995年 大阪大学医学部皮膚科・助教授
2006年 大阪大学大学院医学系研究科皮膚・毛髪再生医学寄附講座・教授
現在に至る