谷口重雄 医師 (やぐちしげお)

小沢眼科内科病院

茨城県水戸市吉沢町246-6

  • 総院長

眼科

専門

超音波白内障手術と眼内レンズに関する研究、緑内障手術、網膜硝子体手術

谷口重雄

手がけた白内障手術の症例数は3万件以上にものぼる日本屈指の白内障の名医。研究・開発者としても優れた技量を持ち、なかでも特に難しいとされてきたチン小帯の断裂例や脆弱例の手術を安全に行うために開発した器具「カプセルエキスパンダー」は、今では全国の眼科で使用されている。自ら考案した手術手技を医局員に積極的に指導する一方で、より安全な手術を行うために、日々、手術手技や器具の開発を行っている。

診療内容

谷口重雄医師率いる同院眼科の特色は、豊富な手術症例だ。
2016年度の全手術件数は13,557件。なかでも白内障、糖尿病網膜症、網膜剥離、緑内障は症例数が多く、難治症例に対しても豊富な経験と高度な技術により、治療成績は良好である。また、黄斑円孔、黄斑浮腫、黄斑上膜など黄斑部に対する硝子体手術においても多数の症例を行っている。とりわけ白内障手術は4,900例と最も多く、超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行っている。
「小切開創に対応する眼内レンズ、多焦点眼内レンズを使用し、術直後からの安定した良好な視力回復と長期安定を目的とした手術を行います。また、白内障手術は、大部分は点眼麻酔で15分前後で終了します。入院期間は、安全に余裕をもって行うために1泊入院を基本としていますが、希望により日帰り手術にも対応しています。 水晶体脱臼や緑内障合併例などの難しい症例の経験も豊富で、安全に手術を行います」
ちなみに谷口医師の手術は、左右の手を、あたかも両方が利き腕のように使う。
技を高める一方で、手術をより低侵襲にする工夫、熟練者でなくとも安全に行えるようにする研究にも余念がない。
眼科治療の分野でよく知られているのは、チン小帯の断裂例や脆弱例の手術を安全に行う為に開発した器具「カプセルエキスパンダー」だ。チン小帯は、水晶体を支えている組織で、この部分が弱いと水晶体がグラグラした状態で手術を行わなければならないため、かつては難易度の高い手術だった。しかし、カプセルエキスパンダーで水晶体嚢を補助できるようになってからは、チン小帯脆弱例などの難症例においても通常の手術とほぼ変わりなく行えるようになった。谷口医師は、眼科治療を進化させる、推進力でもあるのだ。
そのポリシーは「眼科の疾患すべてをマルチに診れて、手術もできて、治すことができる医師でなければいけない。その上で、1つ掘り下げる専門を持つ」これは谷口医師に限らず、小沢眼科内科病院全体のポリシーでもあるそうだ。
使いこなしているのは、左右の手だけではない。右脳も左脳もフル回転させているからこそ、高度な治療と研究開発の両方を、両立させることができるのではないだろうか。

医師プロフィール

1967年 昭和大学医学部入学
1977年 昭和大学医学部眼科学教室大学院卒業
1979年 昭和大学医学部眼科学教室 専任講師
1985年 昭和大学藤が丘病院眼科 助教授
1993年 昭和大学藤が丘病院眼科 教授
2005年 昭和大学藤が丘病院 副院長
2014年 昭和大学名誉教授
      小沢眼科内科病院 総院長
現在に至る