医師の紹介
診療内容
2017年度の全手術件数は13,155件。なかでも白内障、糖尿病網膜症、網膜剥離、緑内障は症例数が多く、難治症例に対しても豊富な経験と高度な技術により、治療成績は良好である。また、黄斑円孔、黄斑浮腫、黄斑上膜など黄斑部に対する硝子体手術においても多数の症例を行っている。とりわけ白内障手術は4,900例と最も多く、超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行っている。
「小切開創に対応する眼内レンズ、多焦点眼内レンズを使用し、術直後からの安定した良好な視力回復と長期安定を目的とした手術を行います。また、白内障手術は、大部分は点眼麻酔で15分前後で終了します。入院期間は、安全に余裕をもって行うために1泊入院を基本としていますが、希望により日帰り手術にも対応しています。 水晶体脱臼や緑内障合併例などの難しい症例の経験も豊富で、安全に手術を行います」
ちなみに谷口医師の手術は、左右の手を、あたかも両方が利き腕のように使う。
技を高める一方で、手術をより低侵襲にする工夫、熟練者でなくとも安全に行えるようにする研究にも余念がない。
眼科治療の分野でよく知られているのは、チン小帯の断裂例や脆弱例の手術を安全に行う為に開発した器具「カプセルエキスパンダー」だ。チン小帯は、水晶体を支えている組織で、この部分が弱いと水晶体がグラグラした状態で手術を行わなければならないため、かつては難易度の高い手術だった。しかし、カプセルエキスパンダーで水晶体嚢を補助できるようになってからは、チン小帯脆弱例などの難症例においても通常の手術とほぼ変わりなく行えるようになった。谷口医師は、眼科治療を進化させる、推進力でもあるのだ。
そのポリシーは「眼科の疾患すべてをマルチに診れて、手術もできて、治すことができる医師でなければいけない。その上で、1つ掘り下げる専門を持つ」これは谷口医師に限らず、小沢眼科内科病院全体のポリシーでもあるそうだ。
使いこなしているのは、左右の手だけではない。右脳も左脳もフル回転させているからこそ、高度な治療と研究開発の両方を、両立させることができるのではないだろうか。
医師プロフィール
1977年 昭和大学医学部眼科学教室大学院卒業
1979年 昭和大学医学部眼科学教室 専任講師
1985年 昭和大学藤が丘病院眼科 助教授
1993年 昭和大学藤が丘病院眼科 教授
2005年 昭和大学藤が丘病院 副院長
2014年 昭和大学名誉教授
小沢眼科内科病院 総院長
現在に至る
「白内障」を専門とする医師
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赤星隆幸 医師 (あかほしたかゆき)
三井記念病院
眼科 部長
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江口秀一郎 医師 (えぐちしゅういちろう)
江口眼科病院
眼科 院長
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遠谷茂 医師 (えんたに しげる)
遠谷眼科
眼科 院長
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小沢忠彦 医師 (こざわただひこ)
小沢眼科内科病院
眼科・内科(糖尿病) 院長
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清水公也 医師 (しみずきみや)
山王病院
アイセンター(眼科) センター長、病院教授
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常岡寬 医師 (つねおかひろし)
東京慈恵会医科大学附属病院
眼科 名誉教授
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坪井俊児 医師 (つぼいしゅんじ)
日帰り手術センター・坪井眼科
眼科 院長
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徳田芳浩 医師 (とくだよしひろ)
井上眼科病院
眼科 副院長
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中村友昭 医師 (なかむらともあき)
名古屋アイクリニック
眼科 院長
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藤田善史 医師 (ふじたよしふみ)
藤田眼科
眼科 理事長 院長
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正岡佳樹 医師 (まさおかよしき)
正岡眼科
院長
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松島博之 医師 (まつしまひろゆき)
獨協医科大学病院
眼科 准教授
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宮田和典 医師 (みやたかずのり)
宮田眼科病院
眼科 院長