清澤源弘 医師 (きよさわもとひろ)

清澤眼科医院

東京都江東区新砂3-3-53 アルカナール南砂2F

  • 眼科、小児眼科、神経眼科
  • 院長

眼科 神経内科 小児科

専門

眼科一般、神経眼科

清澤源弘

清澤源弘医師は神経眼科分野のパイオニア。自身の医院では最新鋭機材を揃えあらゆる疾患の診療を行う。眼瞼痙攣や片側顔面痙攣へのボトックス注射療法、脳病変による視野障害や眼球運動障害に対応。特にボトックスについては「眼瞼痙攣による渋面の治療において大変優れた方法」と断言。最良の結果を達成するためにどこに何ヵ所するかが経験と腕の見せどころだという。専門的な検査や治療が必要な疾患には東京医科歯科大学病院や順天堂大学附属江東高齢者医療センターなどと連携し治療にあたっている。

診療内容

「ボトックスは眼瞼痙攣による渋面の治療において、大変優れた方法」と断言する清澤医師。「眼瞼痙攣と片側顔面痙攣に対する第一選択の治療法はボトックスであり、リボトリールやアーテンの内服は補助的な意味しかもたないというのが、私の基本的な考えです。注射後にいつ再発するかは人によって違い、また必ず再発するわけではないので、痙攣が続く方にはボトックス注射をお勧めしたい」と続ける。
ボトックスとは、ボツリヌス菌という細菌の作る毒素。筋肉の一時的弛緩を引き起こす物質であり、眼瞼痙攣や片側顔面痙攣の症状である額や目の周りの渋面を緩めて滑らかにする効果がある。治療ではボトックスを目の周囲に各6ヵ所ずつ、両目に12ヵ所注射するのが基本で、登録医のみがこの薬を扱える。清澤医師は治療歴20年になるエキスパートだ。
「薬の濃度が高いと副作用が出るので、患者さんに合わせて濃度を変えてゆきます。そのさじ加減やノウハウは、やはり経験が必要です」とのこと。
これまで清澤医師が診察してきた患者のうち、約8割がボトックス治療により「改善した」と感じているそうだ。しかし、実際にこの治療法を提案すると、ボトックスの副作用に不安を感じ、治療に入れない患者も少なからず見られるという。
「そうした場合、私は眼瞼痙攣でボトックス治療をすでに数回受けた患者さんにお願いして、中待合室のテーブルを挟んでこの治療法の利害得失をお話していただきます。自分と似た眼瞼けいれん症状の方の経験に基づく言葉は、医師のどんな説得よりも信頼していただけるからです」(清澤医師)
治療ではまず、眼瞼痙攣に対して最良の結果を達成するために、どこに何ヵ所のボトックス注射をするかを正確に決める必要があり「ここが経験と腕の見せどころ」だという。通常、ボトックス注射に先立った麻酔は必要なく、注射自体も数秒間で終わる。注射後数時間は注射部位の発赤と穏やかな膨潤が出る場合もあるが、不快感はほとんどなく、数日間は渋面が改善し続けるのを感じるという。なお、ボトックスの効果持続期間はおよそ3~4ヵ月。
「ボトックスは薬効の消失、つまり症状の再発を待ってずっと注射を繰り返すような薬剤。片側顔面痙攣では6ヵ月ごと、眼瞼痙攣では3ヵ月ごとが、ボトックスの標準的投与間隔です」(清澤医師)
副作用の皮下出血を最小限にするために、ボトックス治療の前10日間はアスピリンやイブプロフェンを含んでいる薬は回避するこが望ましい。
ボトックス治療後は。皮下出血を最小にするために6時間は、かがみこむ動作や注射部位の摩擦、強く動かすことも避ける。なお、例外として、妊娠中の患者にはボトックスを用いないほうが良いとされている。また、重症筋無力症などの神経や筋肉の疾患がある患者に対しては、ボトックスが身体に与える影響を考え、投与は慎重に行うという。

医師プロフィール

1978年 東北大学医学部 卒業
1984年 東北大学大学院修了
1986年 フランス原子力庁研究員
1987年 ペンシルバニア大学神経学フェロー
1987年 ジェファーソン大学ウイルズ眼科病院神経眼科フェロー
1988年 東北大学講師
1992年 東京医科歯科大学眼科助教授
2005年 清澤眼科医院開院
2005年 東京医科歯科大学眼科臨床教授
2006年 順天堂大学非常勤講師