齋藤輝信 医師 (さいとうてるのぶ)

国立病院機構 仙台西多賀病院

宮城県仙台市太白区鈎取本町2-11-11

  • リウマチ科 リウマチ疾患研究センター
  • センター長

リウマチ科 内科

専門

関節リウマチの診断と内科的治療、痛風の基礎的・臨床的研究、その他、膠原病を含むリウマチ性疾患の鑑別診断など臨床的研究

齋藤輝信

東北大学大学院博士課程における研究論文に対し、東北大学医学部奨学賞銀賞受賞。その後、米国にて、最先端のリウマチ学を習得。帰国後、日本リウマチ学会賞奨励賞受賞、後進の教育に携わるため、同大学医学部講師に就任した。東北労災病院リウマチ膠原病科(新設)部長、東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター教授に就任。その後も長年にわたり、リウマチ学の発展のために寄与し、2011年柏崎リウマチ教育賞受賞。現在もなお、同院 リウマチ疾患研究センター長として診療、教育、研究に従事している。

診療内容

当リウマチ疾患研究センターの特色は、関節リウマチをはじめとする膠原病各疾患、代謝性疾患である痛風などリウマチ性疾患全般を対象として診療に当っていること。構成医師は、リウマチ内科、リウマチ関節(整形)外科、リウマチ脊椎外科などが中心であるが、その他皮膚科、循環器科、神経内科、泌尿器科、漢方内科など各科との連携のもとに、薬物療法から手術療法まで一貫した治療体系が整っている。そのセンター長をつとめるのが齋藤医師である。「これまでの東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センターにおける臨床研究、教育、診療の経験を生かし、病める患者さんのために努力を惜しまない覚悟です」(齋藤医師)
当センターを受診する外来患者は、当然ながら運動器の疼痛を主訴としている。その中でも最も多いのが、関節リウマチ患者である。本疾患に対しては、早期発見、早期治療を念頭に、メトトレキサート、生物学的製剤による寛解をめざす最先端の治療を実施している。既に外科的治療が避けられない段階の症例に対しては、関節外科との連携のもとに体系的治療を実施している。
一方、痛風に関しては、特別に痛風外来を設置することなく、リウマチ内科医が当リウマチセンター外来で診療しているのが現状である。本症の多くは、残念ながら劇烈な関節痛(痛風発作)で訪れることが多い。したがって、尿酸降下薬を投与するのではなく、非ステロイド薬(NSAID)パルス療法によって発作の寛解を待つことが優先される。寛解後約2週間程経てから、病型に応じて尿酸降下薬を選択し、少用量から開始し徐々に増量するのがコツである。それでも発作が誘発される場合には、前兆期に限りコルヒチンを併用するか、尿酸降下薬の投与開始初期に予め少量のコルヒチンを併用投与すると防止できる。
「本来、痛風発作をみて治療を開始するのではなく、各種検診などで高尿酸血症を指摘された段階から、合併症の有無、生活指導などを含む適切で、きめ細かい予防・早期治療が開始されなければならない疾患なのである」と齋藤医師は言う。

医師プロフィール

1967年3月 東北大学大学院 卒業
1967年10月 ボストン大学・ワシントン大学留学
1967年 東北大学医学部奨学賞 銀賞
1969年 日本リウマチ学会賞 奨励賞
1970年6月 東北大学医学部講師
1987年7月 東北労災病院リウマチ膠原病科(新設)部長
1999年1月 東京女子医科大学附属膠原病、リウマチ痛風センター教授
2006年5月 独立行政法人国立病院機構 西多賀病院 リウマチ疾患研究センター長

2011年度 柏崎リウマチ教育賞

「膠原病・リウマチ」を専門とする医師