赤松浩彦 医師 (あかまつひろひこ)

石井病院

兵庫県明石市天文町1-5-11

  • 皮膚科・アレルギー科

皮膚科 アレルギー科 内科

専門

皮膚科(特にニキビ)、皮膚再生医学

赤松浩彦

日本のニキビ研究のエキスパート。関西医科大学皮膚科学教室入局以降ニキビを専門とし、夢のひとつである「ニキビ撲滅」を目指す。一方で、再生医療の分野にも取り組み、倫理面を考慮したうえでの多能性幹細胞制御の実現に向けて技術開発を続ける。現職は藤田保健衛生大学医学部教授であり、ここでは日本メナード化粧品㈱との共同研究なども行っている。皮膚の美容、皮膚科領域の疾病予防、さらに新しい治療技術の発展へとつながる多くの取り組みが注目されている。なお、同院では月1回外来を担当。

診療内容

ニキビ治療においては海外に比べて約10数年遅れている日本だが、ディフェリン(外用レチノイド薬のアダパレンを含有したゲル)の認可により、治療が大きく前進した。
ディフェリンとは、非炎症性ニキビ(ニキビの初期段階である面皰)に対する外用治療薬。角化抑制作用で閉塞した毛包の入口を開放するだけでなく、炎症性ニキビにも有効であり、ダラシンやアクアチムといったこれまで使われてきた外用抗菌薬との併用治療により相乗効果もある。
一方で、副作用がないわけでもない。使用者の約8割に、最初の使用から2週間ほどは皮膚乾燥・違和感・カサツキ・赤味・かゆみなど、一過性の副作用が起こる。その後は9割以上の患者において安全な使用が可能なため「状態にもよるが、皮膚乾燥などの一過性の副作用は、副作用と考えるより、薬が効いているサインと考えてもよい」と赤松医師は語る。患者としては、あらかじめ副作用とその対処法を説明してもらって納得し、場合によってはスキンケア製剤とともに処方してもらうことも必要だ。また、まれに一過性でない副作用も出るケースもあるため、初期段階ではこまめに通院し、医師の説明を受けるといいだろう。なお、この薬は現在日本では、12歳以上の患者が顔面に限って使用することが許可されている。小学生高学年の患者や、胸部・背部にニキビの出来た患者には、原則として使用できない。
「ニキビによる見た目の悪化は、うつになったり人と会いたくなくなるなどの心理的影響のほか、外食やスポーツを避けるといった社会的影響にまで及ぶもの。ニキビの改善はQOL(quality of life)の改善にもつながる」と赤松医師。日本ではまだニキビ治療のために通院するケースは3割以下とのことだが、積極的な受診を心掛けたい。

医師プロフィール

1986年3月 関西医科大学 卒業
1986年5月 関西医科大学皮膚科学教室入局
1989年11月 ドイツベルリン自由大学皮膚科学教室へ国外留学
1992年2月 関西医科大学皮膚科学教室助手
2000年12月 藤田保健衛生大学医学部皮膚科学教室講師
2001年10月 藤田保健衛生大学医学部皮膚科学講座助教授
2008年4月 藤田保健衛生大学医学部応用細胞再生医学講座教授