髙野伸夫 歯科医師 (たかののぶお)

東京歯科大学市川総合病院

千葉県市川市菅野5-11-13

  • 口腔がんセンター
  • センター長、教授

歯科口腔外科 歯科

専門

口腔外科、顎変形症、口腔がん、口唇・口蓋裂

髙野伸夫

外科系歯学、外科・放射線系歯学の権威。顎変形症はもとより、種々の口腔外科的治療のほか、口腔がんの診断・治療にも力を注ぐ。1970年代より日本に顎変形症の治療を広め、口腔外科学の発展に多大な貢献をした高橋庄二郎教授の門下生である。2015年には日本顎変形症学会総会・学術大会の大会長を務めている。東京歯科大学は市川総合病院内に口腔がんセンターを有しており、全身的な管理下に口腔がん治療にあたっているメンバーでもある。口腔がんの早期発見に努めるばかりでなく、先進的ながん治療後も厳重な経過観察を行い、治癒率の向上を目指す。さらに病院の地元である千葉県市川市では東京歯科大学市川総合病院副病院長として医療連携を推進。地元歯科医師会や医療機関との連携のために地域に密着した医療を目指す。髙野歯科医師は「最高の歯科医療技術と最新の設備による患者中心の医療」をモットーとしている。

診療内容

噛み合わせが合わない受け口、出歯、および左右の顔にズレがある患者様、さらに先天的あるいは成長期に様々な病気や事故で顎や顔に問題がある患者様に対し、矯正治療とともにあごの手術(外科的矯正治療)をして治療。近年では、骨延長術(高度な顎変形に対して延ばしたい骨の部分に骨切り線を入れ、そこに骨延長器を装着。これにより1日1ミリ程度ずつ骨切り部を開大させることで、その部に新しい骨を添加させるとともに神経、血管、筋肉、皮膚などの組織全体の延長を図る)や、インプラントを用いた矯正治療にも対応しており、ますます患者たちから頼れる存在となっている。
顎変形症は専門外来である顎変形症外来にて、治療概要の説明と登録管理を行う。その後は歯科・口腔外科にて、診査と顎矯正手術についての説明を受ける。その際、髙野歯科医師をはじめとする口腔外科医・矯正歯科医・患者の三者で十分な話し合いをもち、合意の下で治療方針を決定・外科的矯正治療の施行が特徴だ。
外科的矯正治療の流れとしては、術前矯正治療に1~2年をかけた後に、顎矯正手術を行う(入院は10~12日)。さらに、術後矯正治療に半年から1年かけて矯正装置や固定プレートを除去してゆく。その後もしっかりメンテナンスを行うなど、患者にとって安心して治療を受けられる仕組みが確立されているのが心強い。
「治療は、私のような医師が単独で行うものではありません。口腔外科と矯正歯科の熟練したスタッフによるチームアプローチによって進めることで、質の高い治療を提供。歯並びだけではなく顔全体のバランスが整い、患者さんのQOL(Quality Of Life)向上が望めるのです」(髙野歯科医師)

医師プロフィール

1976年 東京歯科大学 卒業
1980年 東京歯科大学大学院修了
1993年 東京歯科大学講師、都立府中病院歯科口腔外科医長
1996年 東京歯科大学助教授、都立大塚病院口腔科指定医長
2001年 都立大塚病院口腔科部長
2005年 東京歯科大学教授
2010年 東京歯科大学千葉病院病院長
2013年 東京歯科大学市川総合病院副病院長、東京歯科大学口腔がんセンター長(東京歯科大学千葉病院口腔外科 兼務)