中川幹子 医師 (なかがわみきこ)

大分大学医学部附属病院

大分県由布市挾間町医大ヶ丘1-1

  • 女性専用外来
  • 大分大学医学部 医学教育センター 教授

婦人科 循環器科 東洋医学

専門

循環器内科学、東洋医学

中川幹子

大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学講座のスタッフとして研究や学生・若い医師の教育に携わる一方、同院・女性専用外来では「胸痛・動悸外来」及び「更年期外来」で日々多くの女性に寄り添う。漢方専門医としても豊富な経験を持ち、西洋医学的な診察と並行して東洋医学に基づいた治療を行い、症状を体全体の不調の身体的表現として捉えていく。それによって諸症状が同時に改善していくケースも多い。「中川先生と逢うとホッとして、元気になります」といった声を多々寄せられる、信頼厚き名医である。

診療内容

2005年に開設された同院・女性専用外来。女性特有の身体的・精神的症状を総合的に診療し、必要に応じて専門医への紹介を行い、適切な治療が受けられるように支援している。現在は4人の女性医師が各自週半日から2日を女性外来担当日とし、それぞれの科の外来診察室で診療を実施。
「胸痛・動悸外来」「更年期外来」「乳腺外来」「骨粗鬆症外来」「物忘れ外来」「消化器内科・内科一般」がある。中川幹子医師は「胸痛・動悸外来」「更年期外来」を担当している。
女性外来を訪ねる患者の特徴の一つに、症状が多種多様ないわゆる「不定愁訴」が多く、様々な検査や治療を受けてもなかなか改善しないという点が挙げられる。中でも、特にそういった傾向が強い更年期障害においては、西洋医学に基づいた診断・治療法だけでは対処できない場合も多いと言われてきた。
中川医師は、男女の差に着目した性差医学に興味を持っていたが、漢方の勉強会に参加した際に、東洋医学が心身一如の医学であり、かつ男女の性差を考慮した医療であることを知り、女性外来における必要性を実感。漢方専門医の資格をとり、積極的に女性専用外来で活用することとなった。西洋医学的な診察と並行して東洋医学的診察を行い、症状を特定の疾患によるものという考えに留まらず、体全体の不調の身体的表現として捉えるように。その結果、諸症状が同時に改善していくケースが増えている。患者の約半数は漢方薬のみの処方、約1/3は漢方薬と西洋薬の併用で治療を行う。
「初診の30分では足りず、ましてや再診の15分は短すぎると感じることもあります。『先生が女性で話しやすくて良かった』『先生に逢うとホッとして、元気になります』などの言葉をいただくと、女性外来を始めて本当に良かったと思います」と語る中川医師は、循環器内科医として漢方医として、さらに性差医療の立場からなど様々なアプローチで診療を展開しながら、これからも女性たちの健康と福祉の向上を目指す。

医師プロフィール

1981年3月 熊本大学医学部 卒業
1981年4月 熊本大学医学部附属病院第2内科
1983年11月 大分医科大学附属病院第1内科
1992年4月 大分医科大学検査部 助手
2009年4月 大分大学医学部検査部 診療教授
2014年4月 大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学講座 診療教授
2015年4月 現職

「更年期障害」を専門とする医師