岩破一博 医師 (いわさくかずひろ)

京都府立医科大学附属病院

京都府京都市上京区河原町通広小路上ル梶井町465

  • 産婦人科
  • 診療副部長、准教授

産婦人科 性病科 がん

専門

化学療法(感染症・がん)、性感染症

岩破一博

岩破一博医師は、全国でも数少ない性感染症の専門外来を設け、予防・診断・治療と3段構えで診療を行う。特に女性の性感染症についての造詣が深く、初発症状が顕著に見られない感染症に対しての診断と治療が的確で、感染症やがんに対しての化学療法にも精通しており、この分野における実力派の一人。同科では、幼児期から老年期までにおこる女性のさまざまな問題や健康管理などについても対処すべく体制を整えている。講演活動などにも積極的で、クラミジア感染症をはじめ未然防止を呼びかけている。

診療内容

性感染症は性交または類似行為によって感染する疾患だが、自覚症状がない場合があり、感染に気づかずに過ごすことも少なくない。
「結果的にセックスパートナーへの感染率が高くなるという特徴を持っています」と岩破医師は言う。
「ですから、知らないうちに自分がその感染源になっていたり、相手から感染されるといったことが起こります。さらに怖いのは母子感染もある病気ですので、私は関係ないなどと思わずに、しっかりとした知識を頭に入れておく必要があります」(岩破医師)
ところで性感染症というと、かつては梅毒や淋病などが有名だったが、最近は事情が変わってきたという。
「まず、性感染症といってみなさんが思い浮かべるのがエイズではないでしょうか。これも、もちろん警戒すべき病気であり、感染予防をしていかなければいけないのですが、近年もっとも増えているのはクラミジア感染症です。特に若い女性への感染率が高く、口腔性交から咽頭に感染したり、結膜炎を発症したりすることもあり、あなどれない病気なのです」(岩破医師)
しかも、一般的には帯下増量、不正出血、下腹痛、性交痛などの症状が見られるが、まったく現れないケースも多いという。
「そこから子宮頸管炎となり、卵管炎を生じ、骨盤内炎症性疾患や肝周囲炎などを起こしたり、異所性妊娠や不妊症の原因になることがあります。最近、性器外病変として、咽頭の感染以外に、直腸炎も問題になっている」(岩破医師)
岩破医師は産婦人科の中に専門外来を設けることで、患者が相談しやすい環境を作り、また病気を見逃さない検査体制も整えた。
さらに講演活動などにも積極的で、急増中のクラミジア感染症をはじめ、性感染症についてわかりやすく伝え、未然の防止を呼びかけている。

医師プロフィール

1973年3月 川崎医科大学 卒業 
2000年4月 京都市立病院産婦人科部長
2006年4月 京都府立与謝の海病院副院長、京都府立看護学校長、京都府立医科大学産婦人科助教授
2008年4月 京都府立医科大学産婦人科准教授