廣常秀人 医師 (ひろつねひでと)

国立病院機構 大阪医療センター

大阪府大阪市中央区法円坂2-1-14

  • 精神科
  • 科長、がんサポートチーム室長、臨床心理室室長

精神科 心療内科 内科

専門

PTSD(心的外傷後ストレス障害)

廣常秀人

廣常秀人医師はPTSDの専門家であり、日本トラウマティック・ストレス学会の理事。東日本大震災後も同学会のプロジェクトに参加し、被災者ケアに取り組んでいる。ただし、現在国立病院機構 大阪医療センター精神科では、常勤医定員不足のため新患の診療は実施していない。同科は、総合病院の無床精神科として、入院および外来のコンサルテーション-リエゾン精神医療(身体の治療のために受診・入院した患者のための精神医学的関与)やがんサポートチームメンバーとしての緩和医療・サイコオンコロジー等に重点を置いて治療を行っている。

診療内容

廣常医師は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の専門家であり、日本トラウマティック・ストレス学会の理事を務める。同学会は2002年3月、災害や事件・事故あるいは家庭内での暴力などによってもたらされるトラウマティック・ストレスとその心身への影響に関して、知識や経験の交流と普及を目的として設立され、廣常医師はその設立メンバーの一人である。廣常医師は、東日本大震災後にも同学会のプロジェクトに参加し、被災者のケアに取り組んでいる。
また、廣常医師はPTSDの治療について「現在多くのPTSDの治療ガイドラインが示されているが、すべてが統一されたものではなく、詳細が一致しないところがある。薬物療法については、選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)が第1選択薬であるということにおおむね合意が得られているが、その治癒率は高いとはいえず、常套的に優先されることは推奨されない。そのため、標準的な治療として、曝露療法など認知行動療法を取り入れた精神療法や心理教育、症状に応じた増強療法、環境調整を併用することが考えられる」と述べている。
PTSDの診断や治療法について…なお、現在同院精神科では、常勤医定員不足のため新患の診療は実施していない。同科は、総合病院の無床精神科として、入院および外来のコンサルテーション-リエゾン精神医療(身体の治療のために受診・入院した患者のための精神医学的関与)、がんサポートチームメンバーとしての緩和医療・サイコオンコロジー、救命救急センターでの精神医学的対応、HIV治療における精神医学的治療、臨床心理室(臨床心理士)との連携による心理療法(カウンセリング)、心理検査等に重点を置いて治療を行っている。
PTSDの診断と治療については、たとえば当院の救命救急センターに搬送された事故被害者や犯罪被害者の初期からの介入を行っている。PTSDに関する心理教育、サイコロジカル・ファーストエイド、さらに治療としては認知行動療法を施行する時間が十分にとることができないので、力動的精神療法を軸として、長時間曝露療法のエッセンスをとりいれた精神療法を行い、必要に応じて、PTSDの薬物療法のガイドラインに沿った薬物療法を行っている。

医師プロフィール

1986年3月 大阪大学医学部卒業
1986年5月 大阪大学医学部附属病院
1987年6月 大阪府立千里救命救急センター
1988年6月 医療法人清風会茨木病院
1994年4月 大阪市立総合医療センター 児童青年精神科
2002年4月 大阪大学大学院医学系研究科内科系臨床医学専攻精神医学助手
2006年4月 大阪医療センター精神科科長
2007年4月 大阪医療センターがんサポートチーム室長(併任)
2007年4月 大阪医療センター臨床心理室室長(併任)