亀井雄一 医師 (かめいゆういち)

国立精神・神経医療研究センター病院

東京都小平市小川東町4-1-1

  • 睡眠障害センター
  • センター長

精神科 内科

専門

睡眠障害

亀井雄一

亀井雄一医師は、日本睡眠学会睡眠医療認定医であり、不眠症・過眠症・概日リズム睡眠障害・睡眠時随伴症などの睡眠障害全般を長く研究してきた睡眠の専門家である。現在は、睡眠障害センター長として活躍しており、睡眠に悩む患者と日々向かい合っている。また成人だけではなく、子どもの睡眠障害にも詳しく、社会生活の変化と子どもの睡眠に対して警鐘を鳴らしたり、適切な睡眠習慣と健康に関する知識を啓発するなど、社会活動も精力的におこなっている。

診療内容

不眠症をはじめとする睡眠障害には、さまざまなタイプがあり「たとえば、眠ると息が止まる、夜になると異常な感覚や身体の動きがあらわれる、夜十分眠っているはずなのに昼間起きていられない、眠っているのに大声を出したり歩き回ったりする、望ましいスケジュールで眠れない・起きていられない、夜眠れない、などたくさんあります」と亀井医師は言う。
人が睡眠不足になると、体にどんな影響が出るのか。日々、睡眠障害の患者と向かい合い、いろいろな症例を見てきている亀井医師は「睡眠不足になると集中力がなくなり、感情も不安定になります。このため学生であれば成績が低下したり、社会人であれば仕事のミスが増えたり、さらに交通事故をはじめとするさまざまな事故の原因になることもあります。また近年、睡眠不足は高血圧や糖尿病、うつ病とも密接な関係があることが分かってきました」とも言う。
そこで睡眠不足とならないよう、きちんと毎日の睡眠時間を確保することが大切である。そして十分眠っているはずなのに眠気が強い場合は、専門の病院で睡眠障害の有無を調べることを勧めたいと亀井医師は言う。では、睡眠障害におちいる原因は何なのか「睡眠障害の原因はひとつではありません。いろんな原因で起こります。生活習慣病、肥満、精神疾患、薬、嗜好品、サプリメント、悩み、不安などです。わたしが診ている睡眠障害専門外来では、患者さんの睡眠障害にこれらの原因が隠されていないか、いろいろな検査をして調べます」(亀井医師)
検査は採血、レントゲンなどの他に、簡易ポリソムノグラムや動脈血酸素飽和度測定、活動量を測定するアクチグラム検査、終夜睡眠ポリグラフ検査などがあり、それぞれの症状にあわせておこなわれる。
「睡眠をとりたくてもとれないで、苦しんでいる人はたくさんいます。その原因もさまざまなため、とくに長引く不眠をかかえている場合は、専門医のいる病院へ行って欲しいと思います。そこできちんと検査をして、問診をして、本当の原因をつきとめて、はじめて不眠をはじめとする睡眠障害の治療に入ることができるのです。ですから、まずはその一歩として専門医のいる病院の門をたたいて欲しいと思いますね」(亀井医師)
亀井医師によれば、近年では子どもの睡眠障害に対する相談も多くなってきているという。生活の夜型化など、社会環境の変化が子どもの睡眠にも大きな影響を与えているのだそうだ。今や睡眠障害は大人だけのものではない。亀井医師のような睡眠に対する専門家がますます必要な時代になってきている。

医師プロフィール

1988年3月 山梨医科大学卒業
2010年2月 国立精神・神経医療研究センター