相楽裕子 医師 (さがらひろこ)

豊島病院

東京都板橋区栄町33-1

  • 感染症内科
  • 非常勤医師

感染症科 内科

専門

臨床感染症学(腸管感染症、輸入感染症、HIV感染症)

相楽裕子

相楽裕子医師は、1992~2008年に横浜市立市民病院で、感染症部(現在の感染症内科)の初代部長を務めた、感染症のエキスパートである。特に腸管感染症、輸入感染症、HIV感染症に詳しい。
現在は、豊島病院、横浜市立みなと赤十字病院、国際協力機構(JICA)で、非常勤や顧問医をしている。病院では診療と感染症に関するセミナーを行っている。国際協力機構(JICA)の国際協力人材部健康管理課では、海外派遣前の隊員に対する感染症研修や、派遣中隊員のマラリアや狂犬病にかかるリスクのある動物咬傷など、在外健康管理員(看護師)からの診療相談(コンサルテーション)を行っている。

診療内容

前職の横浜市立市民病院は、神奈川県下唯一の第1種感染症指定医療機関、横浜市下唯一の第2種感染症指定医療機関(1種よりも危険度の低い感染症が対象)、神奈川県のHIV診療拠点病院、熱帯病治療薬研究班の薬剤保管機関に指定される感染症の中核病院で、相楽裕子医師は、1992~2008年まで感染症部(現在の感染症内科)の初代部長を務めた。
新設当時の感染症部で、最初に取り組んだことは「感染するかもしれない」という、職員の不安を解消することだったと言う。相楽医師は、看護師、検査技師、放射線技師などスタッフに、機会をみては「きちんと対策をすれば大丈夫、こうすれば大丈夫です」とアピールした。新しいスタッフが入って来る度に感染対策を伝えた。2003年、SARS (重症急性呼吸器症候群)発生時は、多くの病院からSARSの疑いがある患者が紹介され、同院感染症部時代、相楽医師は、3か月で60~70人を診察したと言う。相楽医師の「こうすれば大丈夫」がスタッフ全員への徹底した感染症対策へとつながり患者の受け入れを可能にしたのである。もちろん、感染対策チーム(Infection Control Team、ICT)といって、病院など医療施設において感染管理を担当する専門職(医師・看護師・臨床検査技師・薬剤師の4職種で構成)グループのバックアップは大きかったです。

現在、西アフリカで蔓延している、エボラ出血熱もしかり「世界のどこかで感染症が発生したら、感染症指定医療機関には、次の日から患者さんが受診します。その為に、世界の感染症情報ネットワークには常にアンテナを張り、日々、情報把握に努めています」と相楽医師は言う。

現職の豊島病院も東京都の第2種感染症指定医療機関、エイズ診療拠点病院であり、前職とほぼ同様の役割を担っている。主な組織目標として、感染性疾患の診療、一般医療機関では対応困難な症例の受け入れ、院内他科の抗菌薬治療に関する診療支援、チームによる院内感染対策促進などを挙げている。
個人的には非常勤医師として外来診療を担当し、発熱や下痢など感染症関連症状のある患者の診療と、海外渡航前のワクチン接種に力を入れている。

医師プロフィール

1965年 東京医科歯科大学医学部卒業
1965年 東京医科歯科大学医学部附属病院インターン
1966年 同大学医学部第一内科副手
1970年 東京都立豊島病院小児科医員
1979年 同病院感染症科医員
1980年 同病院感染症科医長
1992年 横浜市立市民病院感染症部部長
2008年 同病院 退職
2014年現在 公益社団法人東京都保健医療公社豊島病院非常勤医師、横浜市立みなと赤十字病院、国際協力機構(JICA)健康管理課でも診療。