輪状膵〔りんじょうすい〕

 膵頭部に連続する膵組織が十二指腸を環状に取り巻く奇形です。新生児期に発症する場合には十二指腸閉鎖の症状であることが多く、生後から嘔吐(おうと)を伴います。
 また、成人では慢性の十二指腸狭窄(きょうさく)とこれに随伴する症状を伴い、上腹部の鈍痛や潰瘍症状、胆嚢(たんのう)炎や膵炎様の発作がみられます。しかし、一生、症状がないまま経過することもまれではありません。症状のある場合には、消化管のバイパス手術や胃切除術がおこなわれます。
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