膵嚢胞〔すいのうほう〕

[原因]
 膵嚢胞は、膵臓にふくろ(嚢胞)のできる病気で、大きく仮性嚢胞と真性嚢胞の2つに分けられます。仮性嚢胞は急性膵炎のあとや、腹を強く打つなどの外傷を受けたあと、膵液が腹腔(ふくくう)内に漏れることによってできます。膵の嚢胞は肝や腎の嚢胞とは異なり、嚢胞自体ががん化することが知られています。IPMN(膵内乳頭状粘液産生性新生物)と呼ばれるものです。

[治療]
 自然に消えてしまうこともありますが、経過をみて消えないようなら、手術をしてふくろを取るか、ふくろに胃あるいは小腸をつないで、ふくろの内容物が流れるようにします。
 真性嚢胞には先天性のものや腫瘍性のものが含まれます。腫瘍性の嚢胞(MCT、IPMN、IPMCなど)は、小さいうちは経過観察も可能ですが、なかには大きくなって悪性になるものもあるので、嚢胞壁に粘液塊や血流がみとめられる場合や、直径が約3cm以上になったら手術して取り除くことが必要と考えられています。
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