インスリノーマ〔いんすりのーま〕

 ランゲルハンス島にあるβ(ベータ)細胞は、インスリンを分泌しています。この細胞からできた腫瘍をインスリノーマといいます。

[症状]
 インスリンが多量に分泌され、糖尿病とは逆の病状になります。つまり、血中にインスリンがいちじるしく増加し、低血糖を起こしてきます。空腹になると、てんかんのような発作が起こり、意識がなくなります。このような発作をくり返していると、視力障害、昏睡(こんすい)、けいれんなど、脳に関係した症状を起こしやすく、精神的錯乱(さくらん)、運動失調など神経的な症状も起こります。
 多くの患者は発作をおそれて大量の食事、特に糖分をとるようになり、そのためふとってきます。

[治療]
 糖分を与えると、低血糖は急に回復し、症状はおさまります。しかし根本的に治療するには、手術してこの腫瘍を取り除きます。
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