ゾリンジャー・エリソン症候群〔ぞりんじゃー・えりそんしょうこうぐん〕

 なかなか治らない胃潰瘍や十二指腸潰瘍、大量の胃液分泌、ランゲルハンス島の腫瘍をおもな徴候とする病気をいいます。ガストリノーマともいわれています。

[原因]
 胃液を分泌させるホルモンのガストリンが膵臓の腫瘍でつくられ、その持続的な刺激によって胃液の過剰分泌が起こり、潰瘍ができると理解されています。この腫瘍をつくっている細胞を非β(ベータ)細胞といいます。

[症状]
 胃潰瘍、十二指腸潰瘍と同じように腹痛がもっとも多く、吐血、下血、下痢などをうったえることもあります。血液中のガストリンが正常値の数倍以上にもなり、胃液の分泌を抑えるセクレチンを静脈注射すると、さらに高い値になるのが特徴です。

[治療]
 手術して、腫瘍を取り除きます。胃を全摘することもあります。内科的にはヒスタミンH2受容体阻害薬を用います。
医師を探す