鼠径リンパ肉芽腫(第四性病)〔そけいりんぱにくげしゅ(だいよんせいびょう)〕

 以前は淋病、梅毒、軟性下疳(げかん)を性病としていたのですが、1948年に第四番目の性病として鼠径リンパ肉芽腫が指定されました。感染機会があってから3~21日すると陰部に小さな丘疹(きゅうしん)ができますが、気づかれずに放置されることが多いようです。病原菌は宮川小体(クラミジアの一種)です。
感染後、2~6週間で鼠径リンパ節がはれてきます。疼痛(とうつう)を伴い自壊して潰瘍(かいよう)となります。瘢痕(はんこん)(ひきつれ)を伴って自然に治りますが、何年も経過してから、外陰部が象皮病のようにはれあがったり、直腸狭窄(きょうさく)を起こすこともあります。治療は抗生物質(ドキシサイクリン)が有効です。
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