【ワシントン時事】トランプ米大統領は26日、医療用麻薬オピオイド乱用による中毒死が社会問題となっていることから、「公衆衛生に関する緊急事態」を宣言した。中毒・依存症対策を強化し、オピオイドの流通阻止、非中毒性の代替薬への切り替えなどを進める。
 ホワイトハウスによれば、米国で合法・非合法を合わせた薬物乱用による2015年の死者は5万2000人超。交通事故や銃器による犠牲者数を上回り、うち3分の2はオピオイド乱用が原因とされる。
 トランプ氏は記者会見で「この状況を続けさせるわけにはいかない。われわれはオピオイドまん延を終わらせる世代となることができる」と強調。危険薬物の流通に関与した企業を相手取っての訴訟も視野に入れていると語った。 (C)時事通信社