関西医科大付属病院(大阪府枚方市)の副院長を務める同大学の男性教授(63)が、実際には出席していない海外の学会に行ったと偽り、カラ出張で計約100万円を不正に受け取っていたことが30日、同大への取材で分かった。教授は事実を認め、「全額を返還する」と話したという。同大は31日付で諭旨退職処分とする。
 同大によると、教授は2014~15年、米国とオーストリアで開かれた学会に出席したと虚偽の申告をし、航空費や宿泊費などとして計約100万円を受け取っていた。家族が海外に行った際の領収書を使って経費の精算をしていたという。
 外部から情報提供があり、同大が調査していた。教授は聞き取りに対し、「魔が差した。出来心で請求してしまった。ほかにも出張旅費の水増しが約80万円ある」と話したという。
 教授は肝胆膵(かんたんすい)外科の専門で、1990年から同大に勤務。08年から教授になり、13年から副院長を務めていた。
 同大は「退職によって社会的制裁を受ける。刑事告訴はしない」としている。 (C)時事通信社