大分県竹田市の長湯温泉で5日、「全国炭酸泉シンポジウム」が開かれた。二酸化炭素が溶け込む希少な炭酸泉が湧出する全国の自治体の代表者らが集まり、地域活性化に役立てようと意見交換したほか、温泉資源を健康づくりや観光振興に生かす取り組みが紹介された。
 これに先立ち4日、炭酸泉が湧出する16市町村が「全国炭酸泉湧出市町村等連絡協議会」を設立。専門家を交えた研修や効能調査、情報発信で広域連携することを確認した。
 シンポでは竹田市の首藤勝次市長が講演。入湯税を財源に温泉利用客に給付金を支給するなど、湯治のまちづくりを進めてきたことを取り上げ、「温泉の新時代をひらく勇気ある挑戦を続けたい」と語った。
 炭酸泉の入浴や飲泉は消化器系疾患の療養に適しているとされる。シンポに参加した福島県金山町の長谷川盛雄町長は「観光だけでなく町民の健康のためにも、炭酸泉は町の宝という認識を高めたい」と話した。 (C)時事通信社