徳島大は7日、全身の筋肉が衰える難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者に、ビタミンB12の一種を投与する臨床試験(治験)を始めたと発表した。他に全国18の医療機関が今後治験に参加し、実用化を目指す。
 徳島大などは、発症して1年以内などの条件を満たす患者計128人を募集。ビタミンB12の一種で、末梢(まっしょう)神経障害の薬として承認されている「メコバラミン」を、数十倍の量にして筋肉注射する。半数の患者には比較のため偽の薬を投与するが、希望者には約4カ月後からメコバラミンを投与する。
 メコバラミンは製薬会社エーザイが既に治験を実施。患者全体では効果が見られなかったが、発症後1年以内の患者に限れば600日以上の延命効果があった。 (C)時事通信社