東京都中野区の老人ホームで居住者の藤沢皖さん=当時(83)=が死亡した事件で、殺人容疑で逮捕された元職員皆川久容疑者(25)が、藤沢さんを浴槽に入れ湯を張った上、「5分間見ていた」と供述していることが15日、警視庁捜査1課への取材で分かった。同課は皆川容疑者に強い殺意があったとみて調べている。
 捜査1課によると、皆川容疑者は藤沢さんを浴槽に投げ入れ、眉毛の位置まで湯を張ったと説明。藤沢さんが排せつの失敗で何度も布団を汚したほか、浴室でもしたため、「怒りがピークに達した。かっとなった」と話しているという。
 藤沢さんは肋骨(ろっこつ)が18本折れていた。大半は発見時の心臓マッサージが原因とみられるが、一部は皆川容疑者が浴槽に投げ入れた際に折れた可能性がある。 (C)時事通信社