乳幼児の玩具誤飲事故を調べていた消費者安全調査委員会(消費者事故調)は20日、直径1センチ以下の部品でも窒息のリスクがあるとする報告書をまとめた。消費者事故調は、口に入る恐れがある4センチ以下のものは、子供の手が届かない所に保管するよう注意喚起した。
 宇賀克也委員長(東京大学大学院教授)は、記者会見で「玩具は対象年齢を守り、対象より年少の子供の手に届かないようにしてほしい」と述べた。
 消費者事故調は2月、0~6歳の子供を持つ保護者を対象にアンケート調査を実施。約2200人から回答を得た。
 その結果、子供が気管に詰まらせた玩具のうち、直径1センチ以下が6割を占めた。小さな部品でも窒息の恐れがあり、消費者事故調は玩具メーカーに対し、経済産業相を通じて事故防止に向けた取り組みを進めるよう求めた。
 アンケートやコンピューターシミュレーションの結果、特に詰まらせやすいのはビー玉やビーズなど球形や楕円(だえん)形の玩具と分かった。舌の上で転がり、のどや気管に密着しやすいため、窒息の危険性が高いという。 (C)時事通信社