【パリ時事】パリのサンルイ病院は23日、全身にやけどを負って95%以上の皮膚を失った瀕死(ひんし)の男性(33)を、皮膚移植で救出する手術が成功したと発表した。過去の同様の手術では68%が最高とされ、世界初の成果という。
 男性は昨年9月に入院した。他人の皮膚を用いれば拒絶反応が起こる可能性が高かったことから、同じ遺伝情報を持つ一卵性の双子の兄弟が頭部や背中の皮膚を提供。機器を使ってこの皮膚の面積を拡大し、やけどした男性に移植した。
 男性は10回程度の手術を経て回復し、現在は自宅に戻ってリハビリに取り組んでいる。手術を担当した医師は地元メディアに「顔と手の回復が特に順調だ。男性はもう外出することもできる」と経過を説明した。 (C)時事通信社