厚生労働省は1日、インフルエンザが流行期に入ったと発表した。全国の医療機関約5000カ所で受診者数を定点観測しており、11月20~26日で1カ所当たり1.47人が受診。例年よりやや早く、流行期入りの目安となる1.00人を上回った。
 厚労省によると、11月26日までの1週間に定点医療機関を受診した人は7280人。全国の医療機関で約7万人が受診したと推計され、前週から約3万人増えた。年齢層別の患者数は5~9歳が約2万人で、0~4歳と10~14歳、30代、40代でそれぞれ約1万人と推計される。
 今シーズンの9月以降で約25万人が罹患(りかん)したとみられ、休校は保育所や幼稚園も含めて16校、学級閉鎖は363校に上っている。
 検出されたウイルスは、2009年に新型として世界的に流行したA型が最も多く、次いでA香港型とB型が同程度だった。
 予防接種はウイルス感染しても発症を抑えたり、重症化を防いだりする効果があるとされるが、ワクチン供給予定量が昨シーズンの使用量をやや下回っている。実際に接種の遅れも出ており、厚労省は13歳以上については1回の接種に限るなど効率的な使用を呼び掛けている。 (C)時事通信社