「勝訴」「被害救済拡大へ」。11日午後1時すぎ、福岡地裁前。弁護士らが垂れ幕を掲げると、全国から集まったB型肝炎訴訟の原告や支援者らから、大きな拍手と歓声が起きた。ほっとしたように「良かった」と言い合う人たちや涙ぐむ女性、肩を抱き合う姿が見られた。
 判決後、福岡市内で記者会見した原告の男性は「家族にも迷惑を掛け、本当に苦しかった。今も薬を飲み続け、病気が頭から離れることはない。判決を聞いて、泣きそうなくらいうれしかった」と笑顔を見せた。
 弁護団の小宮和彦弁護士は「正義と道理にかなった正当な判断」と判決を高く評価。「同じように再発の肝炎で苦しみ、除斥と言われた人にも救済の道を広げるものだ」と指摘した。 (C)時事通信社