東京ガスなどが販売する家庭用ガス発電システム「エネファーム」「エコウィル」の低周波音により、頭痛や不眠などの健康被害を受けたとする消費者の訴えについて、消費者安全調査委員会(消費者事故調)は21日、「関連性は否定できない」とする報告書をまとめた。複数のケースで「運転音が症状に影響を及ぼしていると考えられる」との見解を示した。
 消費者事故調に寄せられた原因調査の申し出や消費者庁への相談は、8年間で73件。事故調がうち27件について聞き取りを行った結果、消費者側はいずれも不眠や頭痛、めまいといった症状を訴えた。さらに8件で現地調査したところ、5件で運転音が症状に影響しているとみられることが分かった。
 調査結果を受け事故調は、ガス会社やメーカーに、運転音量や特定周波数の低減を要請。運転により症状が発生する可能性があることを消費者に周知することも求めた。
 環境省によると、低周波音は100ヘルツ以下を指し、エンジン音や滝の音などに多く含まれる。低周波音が大きくなると、不快感で眠れないなどの不調を訴える人が出るという。 (C)時事通信社