2016年度の障害者に対する虐待は、前年度より3件少ない2520件だったことが27日、厚生労働省の調査で分かった。このうち障害者施設での虐待は401件で、調査を始めた12年度以降で最多。全体の被害者は109人減の3198人だった。虐待などが原因で亡くなったのは5人で、13年度と並び最も多かった。
 加害者別に見ると、家族ら養護者が1538件(前年度比55件減)、障害者施設職員らが401件(同62件増)、雇用主ら職場関係者が581件(同10件減)。知的障害を持つ人が被害に遭うケースが多く、障害者施設では約7割を占めた。同省の担当者は「コミュニケーションを取るのが難しいことが要因の一つ。施設の職員に対応方法について学ぶ研修の受講を促したい」と話している。 (C)時事通信社