阪神大震災の被災者らが住む兵庫県内の災害復興住宅で、1人暮らしで誰にもみとられず亡くなった「孤独死」は昨年1年間で64人だったことが10日、分かった。前年より2人少なく、仮設住宅が解消した2000年以降の累計は1027人となった。復興住宅は一般住民も入居可能で、64人全員が被災者かどうかは不明という。
 県警が復興住宅273カ所で取り扱った検視結果に基づき集計した。孤独死は34~95歳の男性43人と女性21人。65歳以上が8割を超え、平均年齢は75.3歳だった。死因は心疾患などの病死が最も多く46人で、自殺6人、入浴中の水死を含む事故死5人が続いた。
 家族が見つけたのは14人で約2割にとどまり、警察官や消防隊員、民生委員らによる発見が目立った。発見まで1カ月以上かかったのは6人。神戸市の当時77歳の女性は昨年7月、玄関であおむけに倒れているのを通報で駆け付けた警察官が発見。死後約4カ月半たっていた。 (C)時事通信社