鼻を手でつまみ、口を閉じたままくしゃみをした男性が喉の奥を損傷し、食べ物などをのみ込む際に激しく痛み、声がほとんど出なくなって1週間入院する珍しい症例があった。診療した英レスターの病院医師らは、くしゃみを無理に抑えるのは危険であり、避けるべきだと指摘。論文を16日、英医学誌BMJケース・リポーツ電子版に発表した。
 男性は34歳で、くしゃみを無理に抑えた際、首で何かはじける感じがした。病院でコンピューター断層撮影(CT)検査を受けたところ、くしゃみをした際に逃げ場を失った空気で喉の奥の組織が損傷していることが判明。感染症などの恐れがあるため、入院して抗生物質の投与を受け、鼻から胃にチューブを通して栄養を取った。
 鼻をつまんで口を閉じたままくしゃみをするのは、呼吸器や鼓膜を損傷したり、脳の動脈瘤(りゅう)の破裂につながったりする恐れがあるという。 (C)時事通信社