長期にわたり高いストレスを感じている男性は、感じていない男性に比べてがんになるリスクが2割高くなる-。国立がん研究センターなどのチームが19日までに論文にまとめた。
 チームは40~69歳の男女7万9301人を1990~2012年に平均17.8年追跡調査した。
 本人が自覚しているストレスの程度について、調査開始時と5年後に質問。2回とも多いと回答した男性は、2回とも少ないとした人たちに比べ、がんになるリスクが19%高くなっていた。1回目は少ないか中程度だったのに2回目に多くなっていた人たちのリスクは、2回とも少ない人たちに比べ20%高かった。男女合わせると、それぞれ11%、9%高くなった。
 約8万人のうち、がんになったのは1万2486人。特に肝臓と前立腺でストレスによるリスクの増加が見られた。
 チームによると、ストレスががんになる危険性を高めるとの研究はあるが、長期にわたる大規模調査を基にした報告は初めて。ストレスによる免疫機能低下などの可能性が考えられるという。 (C)時事通信社