高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が流通した事件で、警視庁生活環境課は6日までに、医薬品医療機器法違反容疑で広島県の男(43)とその妻(49)を7日午後に逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。2人は別の薬物事件で起訴されており、移送手続きのため警視庁が逮捕状を取っていた。
 同課によると、2人は2017年1月4日、東京都千代田区の卸売業者「エール薬品」(廃業)にハーボニーの偽ボトル2本を持ち込んだほか、16年には石川県内の卸売業者に別のC型肝炎治療薬「ソバルディ錠」を2回にわたり無許可で販売した疑いが持たれている。
 ハーボニーの偽造品は17年1月以降、東京都の卸売業者と奈良県の薬局から計15本が見つかった。流通の過程にはエール薬品をはじめ、薬局や病院などから余った薬を安く仕入れて転売する「現金問屋」が複数関与。身元確認の不徹底などが流通の原因の一つだとして、厚生労働省は省令を改正した。 (C)時事通信社