高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が卸売業者に持ち込まれた事件で、医薬品医療機器法違反容疑で逮捕状が出ている夫婦のうち、卸売業者との事前交渉は主に妻(49)が行っていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は妻が主導的な役割を担っていた可能性もあるとみて調べている。
 捜査関係者などによると、東京都千代田区の卸売業者「エール薬品」(廃業)の男性経営者の携帯電話に2017年1月3日、女の声でハーボニーを持ち込みたいと連絡が入った。男性経営者は買い取ってくれそうな業者に希望価格を聞き、1割程度の利益が出るよう値段を設定して女に提示した。
 女とは翌4日にかけ、数回携帯でやりとり。店にはこの夫婦が現れた。同店では通常、定価の6~7割程度の値段設定にしており、この際も同程度の価格でボトル2本を買い取ったという。 (C)時事通信社