高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品流通事件で、警視庁生活環境課は7日、卸売業者に偽の同製品を持ち込んだなどとして、医薬品医療機器法違反容疑で、いずれも住所不定、無職の加瀬芳美(49)、夫の敬幸(43)両容疑者を逮捕した。両容疑者とも偽造品については「販売したのは本物のハーボニーです」などと容疑を否認しているという。
 2人は違法薬物を使用したとして広島県警に逮捕、起訴されていたが、防犯カメラの映像や携帯電話の通信履歴などから事件への関与が浮上。警視庁が逮捕状を取り、身柄の移送手続きを進めていた。
 逮捕容疑は2017年1月4日、東京都千代田区の卸売業者「エール薬品」(廃業)にハーボニーの偽ボトル2本を、定価の5~7割ほどの計約160万~200万円で販売。16年8月と10月には、金沢市の卸売業者に別のC型肝炎治療薬「ソバルディ錠」を無許可で、2回にわたり宅配便で配送し、計約100万円で販売した疑い。 (C)時事通信社