【バンコク時事】タイのバンコクで大気汚染が深刻化しており、天然資源・環境省は8日、呼吸器や心臓に疾患を抱える市民が外出する場合はマスクを着用するよう呼び掛けた。
 バンコクでは8日、微小粒子状物質PM2.5が米環境保護局の大気質指数で「極めて健康に良くない」に相当する203に達した。同指数では50以下が「良い」とされる。
 大気汚染は1月下旬から悪化した。環境保護団体、グリーンピース東南アジアのタラー・タイ支部長は「風が吹かず、大気汚染物質が分散しないことが主因」と分析。「これほどの事態は過去に例がなく、危機的な状況」と警告した。
 タラー支部長は「少なくとも1週間は同様の状態が続く」との見通しを示し、政府に市民への情報提供の徹底や観測態勢の強化を促した。 (C)時事通信社