北海道由仁町の診療所での注射器の使い回しでC型肝炎ウイルスに集団感染したのは、国が医師への指導を怠ったためだとして、患者と遺族ら計117人が国を相手に、損害賠償を求めた訴訟の判決が14日、札幌地裁であった。湯川浩昭裁判長は患者らの請求を棄却した。
 判決は、感染時期が閉院後の原告もいることなどを挙げ、輸血や他の病院での医療行為などによる感染の可能性が低いとは言えないと指摘。「注射器の連続使用である可能性が否定できないとしても、認定するに足りる証拠はない」と判断した。 (C)時事通信社