兵庫県三田市の自宅で障害のある長男(42)が20年以上にわたり木製のおりに閉じ込められたとされる事件で、市が9日、記者会見し、監禁容疑で逮捕された父親の無職山崎喜胤容疑者(73)=同市広沢=が20年以上前、市職員と数回面談していた記録が見つかったと発表した。記録には長男の監禁をうかがわせる記述はなかったといい、市の担当者は「適切な対応だった」と述べた。
 また、長男の両目はほぼ見えない状態であることも捜査関係者への取材で分かった。ペット用のトイレシートが敷かれたおりで用を足していたといい、県警は不衛生な環境が目の病気を引き起こし、視力が低下した可能性もあるとみている。
 市によると、山崎容疑者が逮捕前、「過去に職員が自宅訪問したことがある」と話したことから調べたところ、3月に記録を発見した。職員らが自宅や市役所で数回、山崎容疑者の相談に応じたという。相談内容については「個人情報のため公表できない」として明らかにしなかった。 (C)時事通信社