北海道足寄町に住む112歳の野中正造さんが10日、世界最高齢の男性として英ギネス・ワールド・レコーズ社に認定され、自宅でもある同町の温泉旅館で公式認定証を授与された。
 野中さんは1905(明治38)年7月25日生まれ。阿寒摩周国立公園内にあり、雌阿寒岳を望む温泉旅館の2代目で、義理の娘徳子さん、孫の祐子さんと暮らしている。報道陣の取材に応じた正造さんは「ありがとう」と笑みを浮かべた。
 家族によると、毎日のように新聞に目を通し、自身の長寿ぶりが紹介された記事をうれしそうに読む。甘い物が大好きで、まんじゅうやケーキなど和洋問わず楽しんでいるという。
 祐子さんは「自宅で元気に過ごしていられることが何より。長生きを家族で喜べることに感謝したい」と語った。
 10日に町民栄誉賞を贈った足寄町の安久津勝彦町長は「(正造さんは)町の生き字引で、町史の誤りを指摘していただいたこともある」と話した。
 ギネス社では、これまで記録を認定していたスペインの男性が今年1月に113歳で死去し、調査を始めていた。 (C)時事通信社