【ロンドン時事】武田薬品工業は19日、アイルランドの製薬大手シャイアーに買収提案を行ったことを明らかにした。提示した買収額は1株当たり46.50ポンド(約7000円)で、総額は約440億ポンド(約6兆7000億円)。シャイアーの取締役会はこの提案を拒否したが、両社は協議を続けている。
 シャイアーをめぐっては、アイルランドの製薬大手アラガンも同日、買収を検討していると発表。まだ具体的な提案を示していないが、武田との買収合戦になる可能性が出てきた。
 武田は難病治療薬に強みを持つシャイアーを買収し、事業を強化したい考えだ。実現すれば、日本企業による海外企業の合併・買収(M&A)ではソフトバンクグループによる英半導体設計大手ARM(アーム)ホールディングスの買収(約3兆6500億円)を抜き、過去最大規模となる見込み。 (C)時事通信社