武田薬品工業が25日、アイルランドの製薬大手シャイアーを約7兆円で買収することで暫定合意した。武田にとって巨額買収は、2兆円超とされる悲願の売上高世界トップ10入りへの「近道」。規模拡大によって欧米大手の水準まで研究開発力を高めるとともに、実用化に向け有望な新薬候補を手に入れるのが狙いだ。
 武田を率いるのは、英製薬大手から転じたクリストフ・ウェバー社長。グローバル志向を強めるウェバー社長は次の成長へ、売上高でほぼ肩を並べるシャイアーに目を付けた。
 競合の少ない希少疾患の治療薬に強いシャイアーは、武田に比べて収益性が高い。純利益は2017年12月期で約43億ドル(約4700億円)。武田の17年3月期(約1100億円)の4倍以上。売り上げ規模と利益水準の高さは研究開発力に直結する。 (C)時事通信社