厚生労働省が30日発表した2017年の労働災害発生状況によると、死亡者は前年比5.4%増の978人と、3年ぶりに増加した。建設業や運送業で事故が増えたため。政府は17年度までの5カ年計画で12年比15%以上の減少を目標に掲げたが、10.5%減にとどまり達成できなかった。
 死亡者を産業別に見ると、建設が前年比9.9%増の323人、陸上貨物運送が38.4%増の137人と、人手不足の産業で増加が目立つ。一方、製造業は9.6%減の160人だった。
 死傷者(休業4日以上)は2.2%増の12万460人で、2年連続の増加。死亡者と同じ目標を掲げたが、12年比で0.7%増と大きく乖離(かいり)した。社会福祉施設など第3次産業での増加が響いた。 (C)時事通信社