札幌医科大(札幌市)は15日、付属病院腫瘍・血液内科の50代の男性准教授が行った臨床研究で、患者らの承諾が確認できないまま血液を使用する「重大な倫理指針違反」があったと発表した。改ざんや捏造(ねつぞう)などの不正行為はなかったが、倫理の認識が欠如していたとして、准教授を処分する方針。
 同病院によると、血液疾患が悪化する過程を検証する研究で、血液を使用した患者13人のうち10人について、同意書がなかったり、内容がずさんだったりして本人が承諾したと確認できなかった。
 また、研究の途中で検証方法を変更した際、安全性を審査する機関から承認を得ておらず、倫理指針の順守違反と認定した。 (C)時事通信社