政府は19日の閣議で、2018年版の高齢社会白書を決定した。自身の健康状態が「良い」と考えている高齢者のうちほぼ毎日、家族や友人と会話している人が9割、外出している人が8割に上り、健康を自認している人は頻繁に会話や外出をしていることが分かった。
 調査は、内閣府が昨年12月から今年1月にかけ、全国の55歳以上の男女3000人を対象に実施し、約2000人から有効回答を得た。自身の健康状態を「良い」「まあ良い」と答えたのは全体の52.3%だったのに対し、「良くない」「あまり良くない」は18.1%だった。
 「良くない」と答えた人のうち、ほとんど毎日会話する人は67.2%、外出する人は31.1%だった。日常的に心掛けている健康活動に関する質問(複数回答)には、「栄養バランスのとれた食事をとる」が59.4%で最も高く、「健康診査などを定期的に受ける」が53.3%、「休養や睡眠を十分にとる」が53.0%で続いた。
 医療や健康に関する情報をインターネットで調べることがある人のうち、ネットで得た情報を「ほぼ信用して行動の根拠にしている」と回答した人は14.1%にとどまった。白書は「ネットの広がりは高齢期の健康にも効果が期待できるが、正しい情報を取捨選択できる目を持つことが求められる」としている。 (C)時事通信社