【ニューヨーク時事】国連児童基金(ユニセフ)は20日、北朝鮮の子供や女性の状況に関するデータをまとめた報告書を公表した。発育不良児の割合が低下したものの、飲料水の汚染といった問題が残っており、ユニセフは「わずかな改善も見られるが、依然課題がある」と指摘している。
 報告書は、北朝鮮の統計当局が2017年に8500世帯を対象に行った調査を基にした。北朝鮮に関する同様の調査は09年以来。
 報告書によると、発育不良の5歳未満の子供は約19%に上るが、09年の約32%に比べ改善した。一方、発育不良児は首都平壌で約10%だったのに対し、北部の両江道では約32%で、都市部と地方で大きな差があった。
 また、家庭の飲料水の3分の1以上が汚染された状態という。特に地方の状況が深刻で、半分近い子供が病気などのリスクにさらされている。ユニセフは排せつ物の処理を適切に行うよう促している。 (C)時事通信社