富山市の交番で警察官が刺されて拳銃を奪われ2人が死亡した事件で、校門付近で発砲があった市立奥田小学校では26日、飯野義明校長が記者会見し、当時の状況を説明。富山県警からの連絡を受け、校内にいた児童約410人を体育館に避難させたことを明らかにした。
 飯野校長によると、午後2時10分ごろ、富山中央署から「刃物を持った男が近くを逃げているので下校を見合わせてほしい」と連絡を受け、保護者に下校が遅れるとのメールを送信した。学校の校門付近で不審者を確認し、職員に警備を指示するとともに、児童を安全に注意しながら体育館へ避難させた。
 その後、同署が不審者の身柄を確保。保護者に迎えに来るよう連絡し、午後4時から児童の引き渡しを始めた。
 拳銃で撃たれ死亡した中村信一さん(68)は、同校の工事のため大型車両が出入りする際の警備に当たっていた。児童を送迎する保護者の車を誘導し、職員とも声を掛け合うなど、学校の安全に配慮していたという。
 同校は27日を臨時休校とする。飯野校長は「不安な児童もいると思うので、必要に応じて臨床心理士の派遣を受け対応する。28日からの登下校に万全を期す」と話した。 (C)時事通信社