公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は6日、2017年度の運用益が10兆810億円だったと発表した。運用益の黒字は2年連続で、前年度比では27.0%増。収益率は6.9%だった。国内外の景気拡大で株価が上昇したことが寄与した。ただ、年度末にかけては米国発の世界的な貿易摩擦への懸念で伸び悩み、第4四半期(18年1~3月期)の運用損益は5兆5408億円の赤字となった。
 17年度末は、市場運用を始めた01年度からの累計運用益が63兆4413億円、運用資産額が156兆3832億円と、年度末としてはともに過去最高を記録。ただ四半期ベースでは、累計運用益、運用資産額とも第3四半期末(17年12月末)の数字がこれを上回った。01年度から17年度までの累積収益率は年3.12%となった。 (C)時事通信社